活版印刷、ふたたび 5

最近は、昔ながらの活版印刷の味わいに惹かれ、この技術を継承しようとする動きが若い世代に見られます。
そこから新しい表現が生まれつつあるのは頼もしいことですよね。
しかし、その規模は限られています。
かつて一大産業だった活版印刷が、時代の中で風前の灯となっている状況に変わりはないんです。
活版印刷の根本は、金属の活字。
合金を流し込んで、その活字を鋳造する真鍮製の型を母型と呼びます。
母型の品質が活字の品質を決め、それが印刷に表れます。
東京都板橋区の「協栄精工」は、都内唯一の現役の母型職人、苫米地志郎さんの工房。
今も往年の技術をそのままに母型を作っています。
